ラーセン社の創業者はイェンス・レインダール・ラーセンで北欧ノルウェーの出身。
若いころから海外に雄飛して名を上げることを夢見ていた。彼が学校教育を終えた時はちょうど第1世界大戦のさなかで兵役義務が待っていた。それを務め上げたうち、1919年に念頭の海外渡航のチャンスをつかむことに成功した。
ノルウェー商船の見習い船員に採用されたのである。船がフランスのボルドー港に着いた時、船員の職を辞してコニャックに向かった。そしてプルニエ社に採用になり、そこで彼と酒の結びつきが始まった。ラーセンは会社のスタートに当たり、シンボル・マークとして帆船を選んだ。これは北欧出身として祖先のヴァイキングの栄光を誇りに思っていることの表れである。その勇壮なイメージの帆船マークは「ドラッカー・インヴィンシブル(無敵の帆船)」と呼ばれ、今でも同社製品のラベルを飾っている。ただ最近は、イェンス・レインダールがボルドーに入港した時の船の絵にすぎないと説明を変更している。ラーセンは畑をもたない純然だるネゴシアンである。
原酒はグランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ファン・バの3地区から利き酒のうえで購入し、自社で熟成、ブレントして商品化する。
ラーセン社のシンボルマークの帆船は、オランダ出身の創業者“イェンス・レインダール・ラーセン”がボルドーの港に入港したときの船。その帆船を模ったボトルシップ・デカンタの中身はグラン・シャンパーニュ中心のナポレオン級コニャック。
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